【その他】就職活動解禁に思う。

    新卒学生の就職活動(面接)が8月1日より解禁された。
    今年は例年とは異なり、4月1日解禁ではなくて4ヶ月遅くなったそうだ。7月まではあくまで採用選考ではなく、本格的な採用選考や内々定は8月1日からだそうだ。(正式な内定は10月1日から)

    2015-08-02170342.png





    ルールが変わったことは、企業にも学生にも不安を与えているようです。
    経団連に加盟しているような超大手企業は、表向きには8月1日以前はなかなか内定などは出来ないだろうが、それ以外の企業はこの記事を見ると水面下で内定を出したりしていたようですね。
    ただ、商社を始めとする超大手企業は、8月1日以降本格化するので、内定を確保しつつ望みをかけてチャレンジする学生が、たくさんいるのでしょうね。先に水面下で内定を出している中堅企業などは歩留まり率が読めなくてハラハラしていることでしょう。

    『オワハラ』なる言葉が生まれているほどの社会現象ですから、各社必死のようです。

    私が学生の時は、どうだったかというと、、。
    もう具体的なことまでは覚えていないのですが、地方の学生でぼやっとしていましたので、気がついた時は就職活動は終わっていました。それでも2社ほど受けに行きましたが、ご縁はいただけず、もうそれでおしまい。完全に就職にあぶれてしまいました。卒業してしまうと情報も入らなくなるので留年することにしました。卒論も書いておいて単位保留にしてもらいました。単位認定されると卒業になってしまいますしね。だから保留(笑)

    翌年4月にはこんなぼやっとした僕でもいいという会社が出てきて、あっという間に就職が決まり就職活動は終わりました。以降30年勤務しているのですから、僕に合っていた会社なのでしょうね。

    僕は4年間の学生時代は仕送りをしてもらっていましたが、さすがに留年中はそうも行きません。自分で出さざるを得ないのでひたすらアルバイトしていた記憶があります。当時の授業料は半期9万円ですから、なんとか学生でもアルバイトで払える金額です。
    同級生の中にはすべて自分で働きながら生活費も学費もまかなっていた人も数多くいました。学費は安いですし生活費も安いですから何とかなったんですよね。学費全免、半免の学生は1学年400人位の学部でしたが100人は超えない程度で数10人はいました。当時は掲示板に張り出されるので、一目瞭然でした。


    大学4年生が慣れないスーツを着ている姿をみるとついつい30年前のことを思い出してしまいます。
    僕は何がしたいのかわからないままの就職活動でした。
    4年生の時は、なんとなく損害保険会社に行こうかなとか、地元の金融機関に行こうかなと思ったのですが、そんななんとなくというレベルで採用されるほど甘くはありません。まったく箸にも棒にもかかりませんでした。
    留年してから何が変わったわけではないですが、少なくとも早く社会に出てバリバリ働きたいと思うようになりました。仕事することに飢えていました。そんな気持ちをいいなと思ってくれた会社が来いよと誘ってくれました。何をする会社なのか田舎学生にはよくわかっていませんでしたが、働けるという喜びでいっぱいでした。
    大企業でも一流企業でもありませんでしたが、こんな僕でも来いといってくれることがうれしかった。

    会社ってなんだろう。
    たまたま縁のあった会社で必死に仕事してきただけですが『会社って自己実現の舞台』だと思っています。仕事を通して自己表現したり、自己実現したりする『踊る舞台』なのかなって。たまたま水が合ったのか長年務めることになりましたが(出向/転籍を繰り返しましたが)、この舞台でゴキゲンに踊ってられるのはシアワセなことでした。

    大学4年生でのココロザシは何もありませんでしたが、なんとかこうしてやっていられています。
    たまたま上がった舞台で踊ってこられました。

    そして社会人となりこれまで、仕事柄、多くの企業、多くの企業経営者と出会いました。
    大企業もあれば中堅中小企業もあります。今は比較的中堅中小企業が多いのですが、輝いてる人は必ずしも大企業の方ではないなと思います。人材の層が薄いのか若くしてチャンスを得て年齢以上に大きなポジションで仕事をしている人も多く、そういう人ってかっこいい。
    企業にも生老病死があると思う。今の会社の姿が30年後もそうであるとは思えない。先を見てビジネスマンとして脂の乗っている年格好のときに会社が成長していると良いなと思いますが、なかなかそんなことを予測するのは難しいかもしれませんね。


    この連日の猛暑の中、先も見えず一喜一憂しながら会社訪問をしている学生のみなさんは辛いだろうなと思いますが、自分自身を考える良い機会かと思います。頑張ってほしいなと思います。その先にきっと素晴らしい未来があると信じて。


    にほんブログ村 小遣いブログ マイレージへ←ブログ村のランキングに参加してます。クリックしてね。



    スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード JAL日本航空 ビジネスきっぷ
    関連記事
    スポンサーサイト



    shoji(しょじ)
    Posted byshoji(しょじ)

    Comments 2

    There are no comments yet.

    shoji

    Marie TPEさん
    はい、もう今日は元気です。月曜日ですもの(笑)
    若いころから土日に体調悪くして何とか直して月曜日は普通に出社という感じでしたが、今回もそうでした。ぜんそくも落ち着きつつありますし、腹痛もなくなりましたし、腰痛もなくなりました。

    会社と人の出会いって不思議ですね。
    学生の時、就職したい会社もやりたいこともなかったというか、わからなかった。
    でもそんな意識の低い学生/新入社員でしたが、こうして何とかやり続けているので不思議なものです。女子学生の会社選択の面白さを垣間見た気がします(笑)

    2015/08/03 (Mon) 17:45

    Marie TPE

    shojiさん、お加減いかがですか?
    週末になると具合が悪くなる……サラリーマンの鏡ですね……(;;)
    どうぞご無理なさらずに。

    連日35度超えの中、慣れないリクルートスーツの若者を見ると大変そうですが、「がんばれ~」と思います。

    私と言えば、大学時代から就職したい会社はただ1社のみでした。
    その職種に就きたかったのではなく、どうしてもその会社に入りたかったのです。
    理由は簡単、当時の彼がそこの社員だったから。

    ハンパな時期に採用をする業界だったので、競合の他社1社、完全すべり止め(すみません)の1社、の3社しかエントリーしなかったというやる気のなさでした(笑)。

    ところが……受かったのは、競合他社の1社のみ(すべり止めと思っていたところも落ちました)。
    畏れ多くも「私が入りたいのはこっちじゃないのよぉ~」と泣いた記憶がありますが、入社したら会社がどんどん好きになって、結構長い年月を勤めてしまったので、ご縁とは不思議なものですね。

    2015/08/03 (Mon) 16:26