【ファイナンス】マクドナルドの凋落は続く
2015年08月29日 公開
これまたyahooのニュース記事を見ていたらマクドナルドの7月の業績に関してのニュースが流れていた。
折れ線グラフを見て、『おっ?回復基調か?』と思ったのもつかの間、これは売上高推移ではなく前年同月比の推移だった。まだまだ回復とは行かないようです。
これまでもマクドナルに関しては記事を作ってきたこともありますが、マクドナルドは気になる会社なのです。何より好きなんですよね。

マクドナルドのIR情報を見てみるとリアルに築地の情報が出ています。折れ線グラフよりも実数を見たほうが感覚値としても理解できるのではないかと思います。
これを見ると期限切れ鶏肉問題など一連の食材偽装などの問題の前から長く前年割れをしていることがわかります。そしてトドメを射したのが、鶏肉問題だったのでしょう。昨年の夏より激減しています。

前年同月比マイナス20%強の月が続いており、依然として水面下のままと言えます。7月のマイナス12%で回復の兆しと捉えることが出来るのか、それはわかりません。
『100円マック』や『100円シェーキ』や『妖怪ウォッチ』など様々な手を売っているようにも思います。また野菜たっぷりメニューを作ったりと努力をしている姿を垣間見ますが、一度失った信頼は簡単には回復しないということがよくわかります。
個人的にはマクドナルドのハンバーガーは好きです。特にダブルチーズバーガーは満足感もあってしばしばお昼ごはん代わりにしてきました。そんな僕ですら最近はマックに行くことがなくなりました。それはどうしてか、、、。
タバコが吸えなくなったからです。
でも僕のようなおじさんは結構多くて、こういう人がプロントやドトールに流れているのではないかと思っていました。マックからするとターゲットではない顧客でしょうけど、完全に見切られたゾーンの客だったようにも思います。
ドトールやプロントの業績は知りませんが、マックの禁煙化以降はじかれた顧客は、そっちに流れているはずなのでトールやプロントの業績は良くなっているのではないかなと想像します。いつどんな時間に行っても混雑しています。
と、、予測していましたが、ドトールの業績を見るとマクドナルドとの相関関係はみられませんでした。ドトールも客足の伸びには苦労しているようです。喫煙おじさんたち排除はあまり業績に影響はなかったようです。
どうやったら業績回復するのでしょう。
いままだ顧客の信頼を回復できていないフェーズではないかと思います。
顧客の信頼を回復し、信頼いただけるお店や商品にしていくには、まだまだ時間がかかりそうです。
バラ色のV字回復なんてのは、期待しちゃダメです。ひとつひとつの小さな努力と工夫が小さな成功を産んで、それを重ねていくことじゃないかと思います。
ここ数年で業績は半減していますので、固定費削減のために従業員の削減をしていると思いますが、人件費という名の固定費削減ばかりして当期利益にこだわるとさらに負のスパイラルに陥るような気がします。人無くして企業は成り立たないです。
マクドナルドが右肩上がりの時代の成功体験しか無いエキスパットのカサノヴァ社長では難しいと思われます。ここまで業績が悪くなったのは、鶏肉問題ばかりではないはずです。
謝罪会見などは逃げてしまって部下にやらせたということで、大きく評判を落としたと私は感じています。火が吹いてあとからあわてて謝罪したところで、もう消費者は呆れてしまい、見限ったのではないかと思います。
企業リスクの対応を間違って業績を大きく毀損させたという見事なほどの事例になったと思います。MBAのケース研究には、これ以上はないというような事例となったように思います。
ともあれ、8月は2回ほどマックに行きました。
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折れ線グラフを見て、『おっ?回復基調か?』と思ったのもつかの間、これは売上高推移ではなく前年同月比の推移だった。まだまだ回復とは行かないようです。
これまでもマクドナルに関しては記事を作ってきたこともありますが、マクドナルドは気になる会社なのです。何より好きなんですよね。

マクドナルドのIR情報を見てみるとリアルに築地の情報が出ています。折れ線グラフよりも実数を見たほうが感覚値としても理解できるのではないかと思います。
これを見ると期限切れ鶏肉問題など一連の食材偽装などの問題の前から長く前年割れをしていることがわかります。そしてトドメを射したのが、鶏肉問題だったのでしょう。昨年の夏より激減しています。

前年同月比マイナス20%強の月が続いており、依然として水面下のままと言えます。7月のマイナス12%で回復の兆しと捉えることが出来るのか、それはわかりません。
『100円マック』や『100円シェーキ』や『妖怪ウォッチ』など様々な手を売っているようにも思います。また野菜たっぷりメニューを作ったりと努力をしている姿を垣間見ますが、一度失った信頼は簡単には回復しないということがよくわかります。
個人的にはマクドナルドのハンバーガーは好きです。特にダブルチーズバーガーは満足感もあってしばしばお昼ごはん代わりにしてきました。そんな僕ですら最近はマックに行くことがなくなりました。それはどうしてか、、、。
タバコが吸えなくなったからです。
でも僕のようなおじさんは結構多くて、こういう人がプロントやドトールに流れているのではないかと思っていました。マックからするとターゲットではない顧客でしょうけど、完全に見切られたゾーンの客だったようにも思います。
ドトールやプロントの業績は知りませんが、マックの禁煙化以降はじかれた顧客は、そっちに流れているはずなのでトールやプロントの業績は良くなっているのではないかなと想像します。いつどんな時間に行っても混雑しています。
と、、予測していましたが、ドトールの業績を見るとマクドナルドとの相関関係はみられませんでした。ドトールも客足の伸びには苦労しているようです。喫煙おじさんたち排除はあまり業績に影響はなかったようです。
どうやったら業績回復するのでしょう。
いままだ顧客の信頼を回復できていないフェーズではないかと思います。
顧客の信頼を回復し、信頼いただけるお店や商品にしていくには、まだまだ時間がかかりそうです。
バラ色のV字回復なんてのは、期待しちゃダメです。ひとつひとつの小さな努力と工夫が小さな成功を産んで、それを重ねていくことじゃないかと思います。
ここ数年で業績は半減していますので、固定費削減のために従業員の削減をしていると思いますが、人件費という名の固定費削減ばかりして当期利益にこだわるとさらに負のスパイラルに陥るような気がします。人無くして企業は成り立たないです。
マクドナルドが右肩上がりの時代の成功体験しか無いエキスパットのカサノヴァ社長では難しいと思われます。ここまで業績が悪くなったのは、鶏肉問題ばかりではないはずです。
謝罪会見などは逃げてしまって部下にやらせたということで、大きく評判を落としたと私は感じています。火が吹いてあとからあわてて謝罪したところで、もう消費者は呆れてしまい、見限ったのではないかと思います。
企業リスクの対応を間違って業績を大きく毀損させたという見事なほどの事例になったと思います。MBAのケース研究には、これ以上はないというような事例となったように思います。
ともあれ、8月は2回ほどマックに行きました。


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