【旅行】訪日客2000万人へ
2015 年の訪日外客数は、前年比 47.1%増の1,973 万人で、過去最高だった 2014 年の1,341万人を600 万人ほど上回りました。この1年は前年より600万人も多かったということになりました。微妙に2000万人に届きませんでしたが、ほぼ2000万人といったところまで来ました。
円安による割安感、ビザの大幅緩和、消費税免除、クルーズ船の寄港増加、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がりによる航空運賃の低下、訪日旅行プロモーションによる訪日旅行需要の拡大が功を奏したということでもあります。
全方位的に増えているようですが、特に中国人は前年比 107.3%増の 499 万人に達し初めて最大の訪日国となりました。
台湾や韓国の伸びも大きいですね。

訪日外国人の増加により、ホテルの確保が難しくなっていること、ホテル価格の高騰、など解決しないといけない問題は数えればきりがないですが多くの外国人が日本に来てくれることはありがたいことですし、何とか解決の方向を見出して、この流れは止めてはいけないと思っています。
受け入れるキャパシティの問題(宿泊施設)や中国経済の流動化、政治問題勃発によって今年もこの伸び率で増えるか否かはわかりませんが、基本的にこの流れは続くのではないかなと思っています。
圧倒的な伸び率を誇った中国からの訪日客ですが、実は中国人にとって日本はNo1の旅行先ではありません。
2015年のデータがなく少し古いデータですが、こちらを見てもらいましょう。

見ていただいての通りで、タイや韓国が彼らの最も多く行く国になっています。
2015年はこの2倍の中国人が訪日しましたが、まだまだ呼びこむ余力があるということです。
肌感覚で書きますと、年明け以降は訪日数は減っていると感じています。変化が出てきています。関西エリアのホテルでの外国人の数が減っていることと連動する形でホテル価格が少し落ち着いているなと感じています。
それはデータでも読み取ることが出来ます。この表で見てみると2015年12月のデータでは中国人より韓国人のほうが多くなっていることからも明らかです。
ものすごいのび率で伸びた訪日客ですが、特に中国人の放任客の伸びがずば抜けていただけに彼らの動向が今後を左右します。2016年はこのような伸びは期待しにくいと感じています。明らかな中国経済の変調を訪日客の変化から感じています。



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