【旅行】国道58号線
なんのこっちゃかもしれませんね。もしかして沖縄に縁のある方であれば「ゴーパチ」のことかとピンと来るかもしれません。この国道58号線は随分とこれまで利用してきています。沖縄で1番走ったことがある国道です。
旭橋駅近くの明治橋交差点がその南端です。ここから北上して沖縄県内は嘉手納基地、恩納村、名護、国頭村の辺戸岬までになります。
実はその先は海になりますが、奄美大島、種子島、そして鹿児島までつながっている日本で1番長い国道でもあります。陸上区間270kmだけではなく海上区間が609.5 kmあり、総距離880kmは日本最長の国道です。
国道58号線を北上しているとさまざま風景を見ることになります。
那覇市内では大都市の渋滞を味わいます。なんでこんな地方の街で渋滞なんだよとイライラもしますが、郷に入りては郷に従えで渋滞の列に身を任せるしかありません。
那覇の渋滞から抜けたかなと思うとしばらくして普天間の巨大な米軍基地に驚くことになります。クルマのナンバープレートも米兵が乗っていると思わせるようなアルファベットナンバーが増えてにわかに緊張します。意外に起伏に富んでいて平地が少ないことを感じさせてくれます。しばらくすると観覧車が見えてきて美浜のアメリカンビレッジが近づいてきたことを知らせてくれます。このあたりは車線も広くクルマは渋滞に遭うことも少なく快調に飛ばします。
頭上を見ると巨大な米軍の輸送機や戦闘機が爆音を鳴らしながら飛び去っていきます。運が良ければまさに頭上を通過して着陸していく様子を見ることができます。それはもう爆音としか言いようがない音でこの爆音の中では暮らすことなどは無理だと感じさせます。そう、ここは嘉手納基地です。国道58号線は嘉手納の基地を通り過ぎていきます。
旧車というのか本土では見かけなくなった昭和時代の名車と出会うのもこのあたりです。ソアラ、シルビア、アルテッツァ、スカイライン2000GTなど今でも現役で走っていることに驚きますし、ついつい欲しくなってしまいます。
嘉手納を過ぎるとクルマも少なくなり、やちむんの読谷村、恩納村と続きます。もうこの辺りは人口もかなり少ないと思われ、この辺りだとクルマがないと生活ができないなぁといつも同じことを思ったりしています。
私は恩納村で58号線を離脱してホテルに向かうことが多いのですが、ゴーパチはまだまだ続きます。たまに旧国道に入り、海岸線を通りながら車窓を見ていると海が見えたり、国道が内陸に移る前の街道(旧国道)には小さな集落があったりとなかなか味わい深いものです。

シーサイドドライブイン。
どんな時間帯でもサマになります。日中の青い空にそびえる大きな看板もなんだかアメリカ郊外のドライブインを想像させてくれてノスタルジックな雰囲気ですし、夜はネオンサインへと変わりとても魅力的です。吸い寄せられるように何度も入ってしまいました。なんども入っていますのでメニューはいろいろ食べているのですが結論的には「美味しいのは白身魚フライだけだな」と(笑)
国道58号線、その道中ではさまざまなシーンに出会いますが、それぞれが印象深く何度走っても飽きが来ません。まだまだ知らないゴーパチがありそうです。そんなゴーパチに出会いにいきたいなと思っています。

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